北方資料室の概要
北方資料室とは
北海道及び旧樺太・千島などを含む北方地域に関する資料約31万冊を所蔵しています。
これらを「北方資料」と称し、近世以降の文書類からベストセラー小説や観光パンフレットなどまで分野を問わず、また、形態も図書や雑誌を始め、地図、レコード、DVD、絵はがき、マイクロフィルムなど多様な資料を収集しています。
また、デジタル化にも取り組み、当館ホームページの「北方資料デジタルライブラリー」に約4,000点を公開しています。
当館敷地内に移転した北海道立文書館内にあり、館内の連絡通路で行き来することができます。
北方資料室と文書館の窓口や閲覧室は同じフロアにあり、北方地域に関する両館の資料を、1か所でご利用いただけます。
これらを「北方資料」と称し、近世以降の文書類からベストセラー小説や観光パンフレットなどまで分野を問わず、また、形態も図書や雑誌を始め、地図、レコード、DVD、絵はがき、マイクロフィルムなど多様な資料を収集しています。
また、デジタル化にも取り組み、当館ホームページの「北方資料デジタルライブラリー」に約4,000点を公開しています。
当館敷地内に移転した北海道立文書館内にあり、館内の連絡通路で行き来することができます。
北方資料室と文書館の窓口や閲覧室は同じフロアにあり、北方地域に関する両館の資料を、1か所でご利用いただけます。
資料の種類と内容
【種類】
(1)図書
(1)図書
(2)雑誌・地方新聞等の逐次刊行物
(3)市町村要覧・市町村広報、民間企業等のパンフレット類
(4)映画フィルム・録音テープ・レコード・CD・ビデオテープ・DVD等の視聴覚資料
(5)地図、写真、絵ハガキ
(6)マイクロフィルム
※映画フィルムの閲覧は、事前に北方資料室にお問い合わせください。
【内容】
歴史、社会科学、統計類、自然科学、産業からスポーツ、文学まで多岐にわたっています。
※映画フィルムの閲覧は、事前に北方資料室にお問い合わせください。
【内容】
歴史、社会科学、統計類、自然科学、産業からスポーツ、文学まで多岐にわたっています。
例えば、市町村史(誌)、市町村統計、北海道開発計画、北方領土関係資料、学校史(誌)、アイヌ民族関係資料、屯田兵関係資料、企業団体社史(誌)、北海道在住作家の文学作品、北方地域が主題の文学・芸術など。
特別コレクション
「~家文書」、「~(氏)旧蔵資料」などのコレクション(主なもの)
阿部家文書
北海道新聞社長で北海道放送株式会社初代社長でもあった阿部謙夫氏(あべ・しずお、1894-1972)の養祖父で実業家・阿部興人氏(あべ・おきと、1845-1920)、新聞人・阿部宇之八氏(あべ・うのはち、1862-1924)を中心とする阿部家に関する資料2,858点。
河野常吉資料
北海道史の編纂を志し、樺太研究にも尽力して『嗚呼樺太島』を執筆した河野常吉氏(こうの・つねきち、1862-1930)の自筆を主とした資料約1,263点。
山田文庫
明治8年に北海道最初の屯田兵として、青森県斗南藩から琴似兵村に移住した元会津藩士山田貞介氏(やまだ・さだすけ、1857-1923)並びに、長男で道庁技師であった山田勝伴氏(やまだ・よしとも、1878-1946)の2代にわたる収集資料4,072点。
北越殖民社資料
北越殖民社とは明治年間に北海道に移住し、野幌を中心に経営した会社組織の大農場で、創立から解散までの資料529点。
林家文書
余市の場所請負人、林長左衛門氏(はやし・ちょうざえもん、1820-1882)をはじめとする林家代々の文書類635点。北海道史研究上でも極めて重要なものである。
久保寺逸彦資料
言語学者・民族学者の久保寺逸彦氏(くぼでら・いつひこ、1902-1971)が昭和9年から12年にかけて、北海道及び旧樺太で録音したアイヌ歌謡・昔話などの音声テープ115本、マイクロフィルム15本など。
佐藤正克文書
開拓使であった佐藤正克氏(さとう・まさかつ、1849-1906)旧蔵の若干の樺太関連文書を含む文書資料117点。
伊達家文書
天明年間に北海道に渡り、場所請負人として北蝦夷地(樺太)の開発で富商となった伊達家の文書597点。
田辺朔郎鉄道資料
元東京大学教授であり、琵琶湖疎水工事の企画・設計・指導にあたった田辺朔郎氏(たなべ・さくお、1861-1944)が、後に北海道鉄道敷設部技師となり、道庁で活躍した際に収集・作成した資料102点。
松井愈氏資料
元北海道大学理学部教授であり、十勝管内忠類村でナウマン象化石発掘などを行った松井愈氏(まつい・まさる、1923-1996)が遺した自筆原稿、論文・論考など254点。
梅木文庫
北海道交通史の研究家として知られ、『北海道鉄道百年史』の編纂に当たった梅木通徳氏(うめき・みちのり、1902-1981)が長年にわたって収集した北海道交通史に関する3,488点の図書及びパンフレット等。
代田文庫
古書店経営の傍ら北方出版社を創立した代田茂氏(しろた・しげる、1897-1954)が収集した農業・文学・児童書などの資料515点。昭和20年代前半の本道出版界の実態を証言する貴重な資料群。
棒二森屋・渡辺家資料
函館の事業家であった初代渡辺熊四郎氏(わたなべ・くましろう、1840-1907、海産物商の後、百貨店棒二森屋の前身である金森森屋洋物店を設立。また、1878年、北海道初の新聞「函館新聞」をも創刊)を祖とする渡辺家のうち、3代渡辺熊四郎氏とその家族、関係者の書簡と葉書その他の資料1,266点。
主題によるコレクション、その他のコレクション
北方地域終戦史関係資料
総理府がわが国固有領土である北方地域の終戦から引揚げ完了までの実態を、『北方地域総合実態調査書 終戦史』全5冊(1973〜76年)に取りまとめた際に収集した刊行物など52点とオーラルヒストリーのカセット・テープ76本。
札幌オリンピック冬季大会資料
1972年2月に11日間に渡って札幌で開催された札幌オリンピック冬季大会関係資料(図書、雑誌、新聞、ポスター、パンフレット、レコードなど)約1,000点。
有珠山噴火資料
1977年及び2000年に噴火した有珠山についての関係資料68点(1977年分)及び107点(2000年分)。
長沼事件関係資料
1968年に勃発した防衛庁による長沼町ナイキ基地建設事件関連の資料90点。
プランゲ文庫雑誌コレクション -北海道関係分-
第二次世界大戦後、日本を占領したGHQが資料検閲のため収集、本国に持ち帰った雑誌・新聞コレクション(「プランゲ文庫」)のうち、マイクロフィッシュとして市販された雑誌13,783タイトルの中の北海道関係分641タイトル。なお、プランゲ文庫は、日本における占領史研究の第一級資料であると同時に戦後の大衆文化の諸相を現代に伝える資料でもあり、文化史や地方史研究の観点からも高く評価されている。
プランゲ文庫新聞コレクション -北海道関係分-
上記「プランゲ文庫」のうち、35ミリメートルマイクロフィルムとして市販された新聞18,047タイトルの中の北海道関係分1,079タイトル。
北方資料の貸出し・複写
貸出し
複写
複写できない資料(例示)
・当館所蔵資料以外のもの全般
・鉛筆・インク・墨・カーボン等で書かれた手書きの資料
・青焼きの資料
・木版刷・石版刷の資料(殖民地区画図は除く)
・製本済みの新聞資料
・貴重書棚に保管されている資料
・H09で始まる特別コレクションの原本
・『帝国データバンク会社年鑑』『東商信用録』
・航空写真
・生写真
・複写機に載せるのが困難な大型資料
・その他・破損・汚損をまぬがれない資料
・非売品の個人名簿
・その他、プライバシー保護のため複写を断る資料あり。