北海道立図書館

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平成21年7月の資料紹介

『西南戦役従軍記録』(55冊)

(請求記号:原本は393.9/TO、マイクロフィルム(資料名は『西南公文録(関係文書)』及び『黎明館(北海道)文献』)はM1683~1692、2751~2753)

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 北海道の初期の開拓は、内地からのいろいろな形での移住によって進められました。北海道開発庁の広報誌『北のいぶき』にシリーズで連載された榎本守恵氏の「ほっかいどう移民史」では、士族の移住、会社組織による開拓移民、宗教移民、洪水移民、無願開墾(正規の手続きをとらずに入植)、社会事業の移民、大学演習林林内殖民などと類型化して紹介しています。その中のひとつとして屯田兵の移住があります。

明治4年の明治新政府の廃藩置県によって、大量の士族が失業し、その救済策として北海道の警備と開拓の任にあたる屯田兵制度が黒田清隆の建議によって、明治7年に創設されました。そして明治8年に最初の屯田兵が札幌の琴似兵村へ入植したのです。制度発足の初めは士族を対象として募集していましたが、明治22年11月の屯田兵召募規則で属籍に関係なく志願できるようになり、農民出身者が多くなります。 明治10年、西郷隆盛を中心とした明治維新後、最後の士族の反乱、西南戦争が勃発し、これに琴似・山鼻両兵村の屯田兵第一大隊が出征を命ぜられるのが4月10日で、8月16日に帰郷命令を受け、9月30日に札幌に戻ります。当館所蔵の『西南戦役従軍記録』55冊は、屯田兵がこの西南戦争に出征した時の記録です。

55冊の標題は以下のとおりです。屯田兵を所管する組織は、開拓使の屯田事務局(後に屯田事務係)に置かれていましたので、下記の文書のほとんどは、開拓使の名の入った罫紙を使っています。
『屯田兵出征目録』(日録の間違いか)、『屯田兵出征公文録』、『従軍出張姓名簿』、『西南公文録 草稿』、『西南役文書』、『西南事件雑書』、『分捕品賊徒名簿並日記』、『暴徒発配一件』、『八代口征討総人員名簿』、『参軍本営人名』、『鹿児島出張日誌』(5冊)、『鹿児島出張日誌附録』(4冊)、『鹿児島出張日誌抜粋』、『鹿児島紀行附録』、『肥薩従行日誌』(2冊)、『西京出張日誌』(4冊)、『八代口征討日誌摘録』、『八代口行営公文録』(3冊)、『八代口征討死傷概表』、『八代口征討戦記』、『衝背軍軍団紀事』、『軍団紀事原稿』(2冊)、『戦闘報告類』、『警報摘要』(3冊)、『賊軍河尻墓標録』、『八代口征討参軍本営公文録』(13冊)、『西南警報原本 乾』(順不同)