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平成19年10月の資料紹介

「金子鷗亭用印展 ~鷗亭書芸術を支えた篆刻~」

篆刻美術館(茨城県古河市) 平成19年 p107 30cm(巻末:金子鷗亭略年譜、印人小伝)

  • 表紙写真
 篆刻というのは「書道芸術のひとつで、700年ほど前に中国でおこりました。四書・五経や漢詩などから語句を選び篆書という古文字を用いて柔らかい小さな石に刻んで押したものを鑑賞するもの」で、書道展では筆で書かれた作品のほかに“篆刻の部”というものが設けられています。
また書道の作品には、必ず作者の名前とともに作者を示す印が押されています。これも篆刻の世界であり、この刻印の作者が別にいるのです。
本書は、
金子鷗亭(松前町出身 1906~2001)の所有した刻印及びそれらが用いられた書作品を紹介したものです。金子鷗亭は多くの印人に自用印を依頼しており、その数は著名な作家の刻印だけでも二百を数えるといいます。そこに印字されている文字はさまざまなものがあります。「鷗亭」「鷗亭長」「北海鷗亭」「金子鷗印」「北鷗」「鷗」「鷗亭秘玩」「白鷗心」「OT」などの名前の鷗亭からきているもの、「賢」「ken」「金子賢印」「賢字子遠」など本名賢蔵からきているもの、また「道鳴百世」「守僕」「丙牛老人」「忘機客」など素人には何に由来しているのかわからないものもあります。これらは一つの作品に必ずしも1つだけでなく、2個3個と組み合わせても使われています。書道展では、この刻印に注目してみると、違った面白さが味わえるかも知れません。
(篆刻美術館で、平成19年9月22日~11月25日の間、「金子鷗亭用印展」が開催されています。)